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11/11/2008

紀州街道・熊野古道三日目・南部ゴール

11月3日
早朝4時半、昨日の高級旅館と違って、暖かい炊き立てのご飯で食事。
元気の良い鍋将軍女将に見送られ、5時に湯浅を出発します。

暗い中、ヘッドライトの電池を換えたので同じヘッドライトと思えないくらい明るく快適です。

時々、空からポロポロと雨粒が落ちてきます、たくさん降らなければ良いのになぁと思います。
国道に出たり、また集落の中の道を通ったりして、南へ南へ。
熊野古道の標識が所々にあります。

今は南紀に行くには田辺までトンネルばかりの高速道路がありますが、数年前までは由良の峠越えの国道、その昔には広川から今の国道と谷を挟んで反対側の山を越える鹿ヶ瀬峠越えが旧国道でした。
旧国道の影のように熊野古道の鹿ヶ瀬峠越えの道があります。
鹿ヶ瀬峠は車で何度か越えた事はありましたので、この道路を通るのだと思っていました。
ひっそりと、こんな古道が残されていたんだと感動しました。
自分の故郷、和歌山だけでも、知っているところはほんの一部分なんだなぁ・・と思いました。
外国から自分の国を見るというのも有意義だけれど、自分の足元を探索する事もとても面白く興味深いものがあるなぁと思います。

山に入っていくと、上り口付近でしっかりした柵があり、その柵の方に小さな、文字の消えかけたプレートが「熊野古道」と示していました。
あまりにしっかりした柵だったので、行き止まりと思い込み、違う方に進んでしまいました。
違うみたい・・、あの柵は獣避けの柵だったら、扉を開けて進むのが正解だったかもね・・と、同行していた数人で話していたら、リーダーの森塚さんが後ろから同じ道を進んできました。
コース作った森塚さんも道迷い???

間違ったと思ったら、戻ってみるのが早道です。

やはり、獣避けの柵だったようで、簡単に開けられて通過できました。
集団で行くと、この辺りが難しいところです。
一人だと、とにかくどちらが正しいか?扉は開けられるのか?なぜ、柵の方に熊野古道の矢印が向かっているのか?探りながら行くのだけれど、みんなと一緒だとそこのところが甘くなります。

登り口から峠までは約3kmくらい、杉の植林の森の中を進んでいきます。 
山は大して高くないので、しんどいなぁと思う頃に峠を越します。
道は林道くらいの広さです。

国道がずっと下のほうに見えます。
熊野古道は熊野詣の修行の道だからかな? わざわざきつい峠越えが多いように思います。
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鹿ヶ瀬峠は広場がありました。昔はここに茶店などがあり、賑わっていたようです。

長い石畳の道を下ります。
下り道の途中にはキャンプ場がありました。
さらに下ると、きれいなトイレがあり、じきに山口の集落に下りました。
県道や民家の間の道を南西に進みます。

30740kurotake この辺りは黒竹の産地、真っ直ぐな黒竹を干しています。
コース図では県道を進むようになっていますが、川の反対側に熊野古道の表示があったので、そちらを行きました。
やがて国道42号や紀勢線と接近し、紀伊内原辺りで、また離れていきます。                                            

                                           

                                        

途中、地元の方に「そっちやないよ~」と声をかけてもらい、教えてもらいながら何とか正しいコースを進みます。
17kmあたりで、○見さんから電話、「今どこ??」、「17kmのところ」、
○見さん「地図にコースの線が無くなってしまったよ、どうしたらええの?」と、ちょっと不安げな声。
昨日とは打って変わって、好調な○見さんはもう22kmまで進んだようです。
その近くに御坊駅があるから、そこから路面電車に乗って終点まで行くんだと伝えると、ほっとしたようでした。
別の旅館だった○見さんは、昨夜のコース説明は聞いていなかったのです。 
8時50分の電車に間に合ったようです。
私たちは、もう8時50分の電車には間に合いそうに無かったので、1時間後の電車しかないし、のんびり行きます。

道成寺が左に見えました。
安珍・清姫の伝説のお寺です。 裏切った安珍を追いかけて、大蛇になって日高川を渡り、釣鐘を下ろした中にかくまわれた安珍を口から火を吹いて焼き殺したと言う哀れなお話です。
修行中にもかかわらず、道中に出会った娘清姫にちょっかいを出しておきながら、帰りは知らん振りして逃げようとした安珍。
「悪いヤツや!!」、「安珍が悪い!!」とお喋りしながら御坊駅に着きました。
駅前のコンビニでいろいろ買い込み、電車に乗りました。
経営が傾いているから、みんなで乗りましょう、と言う事だったけど。
最近新調した電車で、ちょっと拍子抜けでした。

30945kishuutetudou 紀州鉄道で3km、あっという間に終点、西御坊駅です。
御坊の町の中心を通ります。
商店街から西本願寺別院の門前を通り、日高川河口の天田橋を渡ります。
国道から集落の中の道、また国道と縫うように南へ走ります。

ここは南国。
31140bugenbiria ハイビスカスが赤い花をたくさん付けて、1m以上の大きさに育っています。
大きく育ったブーゲンビリアの木も美しいピンクの葉をつけています。
国道も集落も海に沿っています。
ほとんど平地が無い所です。
太平洋に面し、海岸線は岩場あり、浜辺ありと変化に富んだ地形を見せています。
日本海側の丹後半島のように高い崖はこの辺りには少ないので、高低差は少ないけれど、アップダウンのあるコースです。

約35km、印南(いなみ)に着きました。
大きな漁港です。
切目王子を過ぎ、切目駅に寄り、トイレを借りました。
駅前には食料品店があり、パンを買い食べながら中山王子への峠を登りました。
切目駅から電車に乗る人達はまだ電車を待っていました。

中山王子への登りは傾斜がきつく、数年前に娘たちと登った時にはこんなにきつかったかなぁ?と思いました。
中山王子は社務所が新築され、道の向かいにはトイレも建てられていました。
古道歩きの観光客が増えたので、古道沿いにはあちらこちらにトイレが作られるようになりました。

31424nakayamaouji

ここには隣に、足の宮が祀られています。
草鞋のお守りも売っているようです。                      

島田の山の後ろを回りこむように進みます。
民家からは甘酸っぱい香りが漂ってきます。 ここは梅干の産地です。
まだこの季節でも、日光の強い地方なので梅を干しています。
43km、有馬皇子の結び松の碑が国道の海側沿いにあります。
国道を渡ったのはいいけれど、元に渡り返すのがなかなか出来ません。
車が途切れるまでしばらく待ちます。

岩代の駅から、梅の山の中を通り、千里浜に出ます。
ここの砂浜は海亀が産卵する場所として毎年テレビで紹介されます。

いつも遊びに来る海岸が間近に見えます。
大阪から自分の足でやってきたのは初めて、いつもの浜が新鮮に感じられます。
31452senrikannon                                                               

千里観音の前に千里王子があります。
このお寺も、高校生の時に合宿で泊まった事があります。

道路に上がってから、また梅畑の中にコースがあるはずだったけれど、見つけられなかったのでしばらく国道を走りました。
歩道が無く、ちょっと危険なところですが直線だしまぁいいかなと走りましたが、ドライバーにすれば危なっかしい感じに見えたでしょうね。

31540minabewan 南部川を渡ると海に沿って走りました。

南部湾にはたくさん思い出があります。
子供が小さい時は、浜辺で行われる花火大会に来たり、鹿島神社前の夜店で遊んだりしたものです。
もっと昔、私が小学生の時、夏休みの宿題の自由研究のために4,5日一人で知り合いのところに泊まって、貝の標本を作ったことがあります。

いろいろ教えてくれたお爺さん牧師と南部湾の中にある鹿島に船で渡った思い出とか・・・、お盆の新仏さんの流し舟とか、懐かしく、目の前の岬にゴールの国民宿舎が見えながらも急ぐ気にならなくて思い出に浸っていました。

漁港の端で出会った夫婦が、堤防沿いに行って岬を回り込んだ所に国民宿舎にあがる階段があると言うので行ってみましたが、崖になっているだけで、結局、ぐるりと岬を回り込んで遠回りで国民宿舎に着きました。
回り道をしたおかげで、子供の時に泊めてもらった家がまだ残っていたのを発見しました。 まさか!とびっくりしました。

16時少し過ぎ。 54km。
フロントロビーでうろうろしていると、鏡さんがゴールされました。
私が最終かと思っていたのに・・。
早々とお風呂に行っていなくて良かったと思いました。
とても感動されていた鏡さんのゴールに立ち会えて、私もとてもハッピーな気分になったから。

温泉につかって、電車まで時間があったので歩いて駅まで行きました。
鹿島神社の鳥居の前で、またお祭りの時を思い出しました。

駅前のホカ弁屋さんでお弁当を買い車中で食べました。
お野菜が多くボリュームがあって、美味しかったです。

三日間で175km~177kmくらい。 紀州鉄道の分は入っていません。

南部駅までプラス2km。

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