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10/13/2011

9月24日 北アルプス・双六小屋~槍ヶ岳~南岳小屋

5時40分頃、朝日を見に外へ出たけれど、鷲羽岳や双六岳への上り道が朝陽に照らされているのを見るだけ、双六小屋は谷間のようになったところにあるので、樅沢岳に登らないと日の出は見えません。

山小屋の朝ごはんは美味しくてご飯もたくさん食べました。

6時52分頃小屋をでました。

小屋の主人や小屋番の人たちが見送ってくれました。

すぐに樅沢岳の登り、振り返ると双六岳や笠が岳の眺めが素晴らしい。
樅沢岳、7時23分。
コースから少し外れたところに展望スペースがありました。
目の前に槍ヶ岳がどーんと見え、これから歩く西鎌尾根、左に北鎌尾根、右には穂高連峰が連なっています。
「これこれ。この眺めが見たかったの。」とにんまりして写真を撮りまくる。
飛騨側からの槍ヶ岳は朝日に向かって逆光となり、さらにその姿はどっしりと感じます。

西鎌尾根はなだらかな稜線を描いて槍の穂先へと続いています。
あまりのんびりしていると、混雑の槍ヶ岳山荘に泊まらないといけなくなるから、出発します。
歩き始めてすぐに足元にライチョウを見ました。あまりに近くて私もライチョウもびっくりしました。

雲は遠くの山と山の間に雲海を作っていますが私の上には一つの雲もないくらいの快晴です。

雲上の散歩道ってまさにこの道のことだなぁ・・とスキップしたくなるくらいの気分です。

歩き始めは誰の姿も見えなかったけれど、少し進むと先に出た人に追いついていきました。
飛び石連休の土曜日、こちらから登る人は少ないと言ってもぱらぱら人影を見ます。
ガイド付きの十数人のグループもいました。

ずーっと、目の前に槍ヶ岳を見ながら進みます。
斜め後ろには笠が岳が美しく見えます。
草紅葉くらい楽しめるかなぁ?と思っていましたが、枯れた葉っぱばかり。
わずかに赤くなった草の葉っぱを見る程度でした。
木の実はナナカマドをはじめ、いろんな赤い実や黒い実、キイチゴなども見られたけれど、紅葉する前にチジれて枯れかかっています、あと1週間や十日後になっても今年の紅葉はあまりぱっとしないかもしれないなぁ・・など思ってしまいます。

槍ヶ岳が近くなってくるに従って、道にはごろごろ岩が多くなり、アルプスらしい感じになってきました。
10時5分、千丈乗越。
鎖場もありますが、道幅も広く、そんなに鎖を掴まなくてはいけないような感じではありません。
槍ヶ岳山荘が見えてからが長く、なかなか近くならないなぁと思いながら歩いていましたが、槍ヶ岳の見え方が変わってきて、小槍が大きく見えてくると少し急登となりまもなく槍の肩に到着しました。 「まだまだ、まだまだ・・」と思いながら登っていたので、槍の肩に出たときはあっけない感じがしました。 11時4分。

槍ヶ岳の穂先にはたくさんの人が取りついて、カラフルなウェアが連なって槍ヶ岳の飾りのようになっています。
降りてきた人に「どれくらいかかりましたか?」と尋ねると、「自分の時で1時間15分くらいだから、今だと1時間半はかかるかしら?」と言っていたので、穂先はやめて、のんびりパンをかじって、山荘で熱いココアを入れてもらって、高みの見物を言った感じで過ごしていました。
これから南岳小屋まで急いで行ってもしょうがないし、ゆっくり過ごそうといところです。

しかし、声をかけてきた人が、「こんなに快晴の時に槍に登れるなんて、めったにないらしいよ、ぜひ登ってきた方が良いと思うよ」と話してくれ、ほかの人も「小屋番の人がこんなにいい天気はめったにないと言っていたよ」と言うので、大渋滞を我慢して登ることにしました。

最後尾に着いたときは12時10分。
すぐ後ろの方に「11時過ぎに着いてから今まで何してたの?」と言われてしまいました。
かなり列がのびているようでした。 2時間かかるかも。
10分くらいほんの一歩も進みません。 下ってくる人があまりに少ない感じがします。
頂上では記念写真を撮る順番待ちしているとか・・・頂上はたくさん人が居れないから一人降りて一人登ってと言う感じです。
梯子の近くに、団体のリーダーさんかガイドさんみたいな人が居るみたいで、ちゃんとみなさん梯子に取りつくルール(おひとり様限り)を守っています。
「あー良かった、」
渋滞するとマナーの悪い人が次々と梯子につかまって、複数人数が一つのはしごに・・という無法地帯だという記事を見たことがあったので、大丈夫だろうかと思っていたのです。


気温は低くても日差しがあったのでなんとか過ごせました。
ウィンドブレーカーの下に綿入れジャケット着ています。
秋山のために少し厚めの生地のパンツ買って良かった~。

下ってくる人のために岩に張り付いたようになって過ごします。
するすると進んだからと言って調子に乗って登ろうとするといきなりストップです。
まるでヤモリのような恰好になってしまった時もありました。
途中で飛騨側に回り込みます。 ここは一方通行のところで足場も普通の道のような感じですが飛騨側は風が冷たくピューピュー吹いて寒くてじっとしてられない感じでした。

一人下って一人上にあがれる、梯子の下でワクワクしながら待ちます。

13時51分、1時間40分かかってやっと頂上に登るとみんな学校の朝礼時のように立ったままぴったりと並んでいます。
一人ずつ小さな祠の前で記念写真撮るのを待っているのです。
立ったまま待ちながら景色を楽しみました。
朝から歩いてきた西鎌尾根の稜線、これから行く南岳への稜線、その向こうには穂高の峰々、ギザギザの北鎌尾根。
私のすぐ後ろだった人は九州から来た人だったけれど、北アルプスをよく知っていて、あれは野口五郎岳、野口五郎のカール、薬師岳、三俣蓮華岳とかいろいろ教えてくれました。
小槍を通って反対側からクライミングしてきたグループはなんと、その九州の人のクライミングの先生一行でした。

白馬岳、鹿島槍、富士山もしっかり見えました。

順番に押し出されるように下ります。
下りは危険なところには梯子や鎖があるのでするすると20分くらいで下れました。

槍の頂上を目指す列はどんどん伸びて山荘近くまで来ています。
双六小屋でお話ししたグループが最後尾に並んでいました。
「もう登ってきたの?ぼくたち、やっとここに着いたところだよ」とのんきに言っていましたが、彼らが下ってきたころは槍ヶ岳山荘に寝る場所があるんでしょうか???

山荘の周りも中も人・ひと・人でいっぱい。
その状態を見て、「どうしようかなぁ?」ってちょっと迷っていた気持ちがはっきり決まりました。
サブザックをさっさと片付けて、綿入れを脱いで、南岳小屋を目指すことにしました。
殺生ヒュッテにしようか?とも思ったけれど、大キレットを間近に見てみたいと思ったし、南岳小屋にも興味があったし。

槍ヶ岳のテント場を通ると、西鎌尾根で出会ったグループがテント場を確保できて悠々と過ごしていました。 南岳まで行くというと、「気を付けてね」と見送ってくれた。

振り返って槍ヶ岳を写真に撮ったり・・急がないといけないはずが、なかなかのんびりした出発になってしまった。
テント場を下り始めたのが14時45分くらい。
本来なら山小屋に着いていたい時刻だけれど、雲一つない空に背中を押された感じで進みます。
たまに槍に向かう人にすれ違います。
静かな登山道。

岩ごろごろの下り道は注意しながらゆっくりゆっくり行きます。
こんなところで転んだりすると大変です。
時間がかかっても、とにかく慎重に。

下っては登り、大喰岳を通過したらしい・・どこら辺が大喰岳だったかよく覚えてない。

15時45分中岳。 道標で知らない間に大喰岳を通過したんだ~とわかった。
ケルンがいっぱいあったところがそうかな?

中岳のピークでは同じ高さに槍ヶ岳が見えました。
自動シャッターで写真を撮ったけれど何度撮っても風でぶれてボケボケになってしまいました。

南岳への下りで岩のルートの印を見失ってしまいました。
まるで道のようでしたが、違ったようです。
どちらにも進めそうで足場が悪い、これは間違ったな、と思ったので登り返します。
南岳への稜線上に人が居て、大きな声でしゃべっているのが前方少し上の方で聞こえました。

正しいルートに戻るとしばらく登り、なだらかな南岳に着きました。
天狗原への分岐16時45分、
南岳17時5分。
やっと近くに山小屋が見えました。
下りにかなり慎重になり、ゆっくり下ったので、17時になってしまいました。
苦手な下り、岩ゴツゴツの下りが結構多くて時間がかかりました。

17時13分南岳小屋着。
暖かい小屋に入るとホッとしました。
こじんまりした山小屋は感じが良く、人もそんなに多くなく落ち着いた感じでした。

女性部屋に案内され、まだ後から到着する人が居るから部屋はちょうどいっぱいになりますよと言われました。

ここはトイレに行っても流しが蓋され、手が洗えません。
濡れティッシュで拭きましたが、顔を洗うのに水を買うというのは普通だけれど、それさえできません。 ほかの宿泊者に聞いたところ、この小屋では顔を洗ったり、歯を磨いたりしないでくださいということらしい。
もちろん、外でもダメ。
してはいけないんだったら、それはそれで世話無くて良いかな?って思ってしまいました。
洗面所の順番待ちしなくていいし。
どうせ山に来たら、洗顔だってパシャパシャと顔を濡らす程度だし。

夕ご飯の呼びかけがあったけれど、ちょうど夕焼けの時間だったので、急いで小屋の横の高台に登り、しばらく夕焼けや、夕日に照らされる穂高の峰々、大キレットの眺めを楽しみました。

でも、かなり寒かった。

夕ご飯も他の人たちとお話が弾み楽しかった。

膝痛で心配だという人が、ロキソニンが足りなくなったというので私のをあげました。
ついでに、湿布薬も。

夜は星もきれいでした。
ミルキーウェイや彗星もよく見えました。

紅葉には少し早かったけれど、気温はもう真冬。
昼間でも登山道の土のあるところには霜柱が10cm以上に伸びて、全然解けていなかった。

小屋の中はドラム缶みたいなストーブがあって暖かかったです。

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双六小屋に樅沢岳の影が。


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槍、穂高連峰・手前の尾根はこれから歩く西鎌尾根


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高度が増すと、霜柱の長さも長ーく・・10cm以上


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飛騨側から槍ヶ岳を見たかった、その姿が目の前に。
ずーっと槍を見ながらのんびり、最高の雲上ハイキング。

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なだらかな西鎌尾根

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遠くに見えるのは、きっと、白馬・そして、鹿島槍・・かな~

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渋滞を我慢して槍の穂先で。

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中岳から槍を振り返ると、同じ高さに見えます。
槍の左が西鎌尾根。

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やっと着いた~南岳小屋

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大キレット、スリルありそう~


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