3月13日・14日 初瀬街道(名張から伊勢内宮)
13日、仕事先の社員が退職するので、社長夫人が送別会を開いて御馳走してくれた。
私は夕方から14日にかけて、桜井から初瀬街道を走る予定だったけれど、他に都合の良い日が無いと言うので、送別会に出て途中から初瀬街道の皆に合流することになった。
箕面船場繊維団地の端にアジアンダイニング(お店の名前忘れた)がある。
気の張る店ではないので、走る格好のまま行った。
飲み放題、食べ放題。 だって、社長のおごりだから。
一品料理を次々にお値段気にせず注文する。 お酒も次々お代わりする。
中華料理っぽいのもあり、ベトナム系もあり、インド料理もあり、まさにアジアンダイニング。
味はとてもGood。
どれをいただいても美味しく、いくらでも食べられる。
特に、野菜は箕面の自家農園で有機栽培されたものだから美味しいし、ふんだんに野菜が添えられている。
お腹いっぱいいただいて、デザートまでお付き合いできなかったけれど、後ろ髪引かれながら先に出て千里中央駅に向かう。
なんばから近鉄大阪線特急に乗る。
梅○さんから連絡が入る。19時17分、榛原のコンビニだという。
さすが、皆さん快調なスタート。
ちょっと心配になる。 ついていけるかなぁ??
誰が参加しているのか、○西さん、○倉さん、梅○さん以外解らないし。
名張に21時24分に到着、走っている人たちはまだ少し手前だったので、逆走して合流することになった。
駅前のコンビニでおやつなど買ったが、ご飯ものを食べてなかったのでお腹が空いて、買ったパンを2個食べてしまった。
去年、梅○さんと初瀬街道の下見に来た事があったので、一人でも名張の街を抜けるのに不安は無かったし、逆走ものん気にやっていた。
その頃、梅○さんは「ちゃんと合流できなかったら走って探し回らないといけないかも・・・」と心配してくれていたみたい。
ちゃんと下見の時の地図、持ってきてると言ってたのに、信用ないなぁ。
参加メンバー見て心配が現実になりそう・・・
桜井で集合だったのに、大阪から走ってきた人もいた。
名張から3km手前のコンビニで合流。
みんなと再び名張の街を通る。
伊勢街道の道標を確認しながら進む。
地図を確かめたりでゆっくりペースなので助かる~。
今回、大きな地図を作ってくれているので少々暗くても見やすい。
ヘッドライトは一番明るいのを着けて来た。
ブラックダイアモンドのIcon、バッテリーが単三電池3本なのでけっこう重い、首が凝るけれど、最近は慣れたのか、さほど苦にならなかった。
初めてこれを着けて走ったときは、しばらく頭がクラクラしたけれど。
名張を過ぎ、コンビニで休憩。
コンビニの外で座り込んで食べたりしていると、パトカーが来てしばらく私たちのほうを観察していた。
パトカーには警官が三人も乗っていた。
しばらくいて、職務質問もなく行ってしまった。
桔梗が丘の辺りは旧街道は残っていないようだ。
青山町のコンビニで休憩。
先はだんだん民家も少なくなり、登坂。
青山川に沿って道路を登って行く。
空は晴れて、満天の星にため息が出る。
久しぶりに真っ黒い夜空とたくさんの星を見た。
道路は歩道もないが、めったに車は通らないし、車が来たら音ですぐにわかるほど静かだ。
道路わきに土道に入るように地図に記されているが、途中で道が荒れて通れなくなっていた。
ここは昨年の下見のときにも通れなかった。
何とか通る道が無いかと探って、山の上まで行ってみたけれど、鉄塔の点検道しかなかった。
道路に戻って青山峠を目指す。
道路の上を近鉄線の新設された立派な鉄橋が通っている。
道路の上に西青山駅がある。
近鉄電車はここから長いトンネルに入る。
東海自然歩道の陸橋をくぐり、しばらく登る。
車道のトンネルの手前から旧道に入り、だんだん傾斜が急になる。
真夜中なのにこの旧道を通る車に出会った。
びっくりしたが、車のドライバーの方こそ私たちの集団にびっくりしただろうと思うとおかしかった。
青山峠から車道のわきに土道の下りが始まる。
再び道路に出てしばらく進むと、長い長い地道の下り。
道幅はそこそこ広いが大小さまざまな岩や石ころで歩くのがやっとの荒れた道だ。
何度も脚をぐねって捻挫しそうになる。
道が九十九折れになっているので、足元に気を取られていると道が曲がっているのを見落としてしまいそうになる。
デコボコを下ったらほっとした。
垣内宿の集落を過ぎて垣内宿コンビニで休憩する。桜井から57.3km、私の走行は33,3km。
津市に入り一志町を通る。
伊勢までずーっと平坦な道になる。
雲出川沿いから離れ一志町の町を通る。 昨年、下見に来た時に、一志町の温泉に入りかわいたかおか駅から帰ったのを思い出す。
駅前に24時間営業のマックスバリュがあるが適当な飲食店が見当たらず、やっと焼肉店を見つけて食事して帰ったことなど、松○さんと話しながら通り過ぎる。
土手に土筆が生えていた。
「中○さんに土筆があるって言ったら「摘んでいこう」なんて言うかもしれないね~」とうわさしたり、のんびり早朝の集落を行く。
途中、初瀬から約70kmと書いた木の看板があった。
嬉野町中川の宿場町は良く栄えた様子がうかがえる。
長く続く宿場町、今も昔の風情を残している。
ここに住んでいる人たちは歴史の残る街道の風情に誇りを持って残しているように思われた。
軒の下には、屋号が書かれていたり、昔のその家の職業がわかるように看板が掲げられていたり。
昨年、7月の赤福ついたち餅を買いに夜中に走ったときは真っ暗で、ゆっくり見ていると置いてきぼりになりそうだったけれど、今回は皆さんゆっくりと鑑賞し、街道を楽しめた。
8時30分。
宿場街の古い家の資料館のような家があり、時刻は会館より早かったけれど特別に中に入れてもらって見ることができた。
しばらく、古い家の中の様子や、お雛様を楽しませてもらった。
街道らしい道や畑の中の道、道路、いろんな所を通る、途中で道が無く、通れなくなっているところもあり、迂回したり・・それも楽しい感じがした。
松阪、まつがさきの駅近くにコンビニがあるというので国道に出てみたら廃業していた。
少し戻ると別のコンビニが見えたが、戻るのは皆さん嫌なようで、ミスタードーナツで休憩。
ほんとは、トイレ休憩だけでよかったんだけれど、トイレだけ借りるというわけにもいかず、ドーナツを食べて休憩となったのだけれど、ちゃんと休憩するのもリフレッシュになって良かったみたいだった。
松阪の市街地を通る。
信号の変わり目で先に行く人たちとはどんどん離れてしまったが、まぁそれはそれで気が楽かな。
もう伊勢神宮は近いしマイペースでのんびり行こう。
梅○さんが心配して待っていてくれたけれど、一人になっても大丈夫だからと言って先に行ってもらう。
11時48分、伊勢市に入る。
12時26分、テクテク走って、宮川橋を渡る。
急ぐ事は無い、たしか、最終ゴールの打ち上げ会は16時だったはず。
伊勢神宮外宮は観光客で賑やかな感じだった。
砂利道をいくと、砂埃いっぱいと言った感じだった。
しばらくのんびり外宮の周辺を歩いて、内宮へ向かう。
もうトップの人たちは内宮を見て、引き返して来るくらいかも??なんて思いながら、「引き返してくる人たちとすれちがうのかな~」
「ひょっとしたら、内宮から伊勢駅前まではバスかなぁ?」とか思いながら走って行く。
内宮まではちょっとした坂道を越さないといけない。
途中まで走って登ったけれど、急ぐ必要もないので歩く。
内宮の近くに来ると、さすがに、すごい人・人・人・・・
門前の土産物屋の並ぶ参道は歩いてもなかなか思うように進めない。
梅○さんにメールした。
自分のいる位置をメールした時、私は皆はもう伊勢市駅の方に移動する頃かな?と思っていたけれど、実は、同じようにこの人ごみの中を、やっと内宮の宇治橋に着くか着かないかという辺りだったらしい。
13時50分。
内宮の新しく架け替えられた木の橋の袂で、写真を撮っていると、梅○さんに呼ばれた。
中○さんは爆睡していた。
松○さんはビール片手に休んでいた。
他の皆さんは、内宮の中まで参拝に行っていた。
やがて全員集合し、タクシー分乗して伊勢市駅近くのお風呂屋さんに行った。
まみさんは急ぐからと、内宮で別れ、帰られた。
楽しい初瀬街道マラニックでした。
桜井から120km、わたしの走行距離は95km。
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